著者のページ『日本で初めて労働組合をつくった男』





協調会と大原社会問題研究所


「当時の労働組合中最も勢力を有したのは、労働組合期成会である。この期成会は、明治三十年七月、城常太郎氏、高野房太郎氏、片山潜氏等の発起により革命主義を排し改良主義を旗印として創立されたものである。」

『最近の社会運動』(協調会編/協調会10周年記念出版)



※協調会とは・・・労資協調を主旨として、大正12年に政府と財界によって設立された社会調査研究機関(財団法人)。
敗戦後の1946年6月、GHQの勧告により解散。

★同じ大正12年に発足した大原社会問題研究所(初代会長は高野房太郎の実弟・高野岩三郎)は、協調会と双璧をなす民間の社会研究機関で、現在も健在。

(ちなみに、同じく高野岩三郎が創設した社会政策学会もまた今なお健在)

 協調会、大原社会問題研究所、この二つの団体は、相反する役割を担った調査機関として、対比されて語られることが多い。