日本で初めて労働組合をつくった男


日本初の労働運動檄文を印刷したのは「在米愛国同盟会」の機関新聞社




「◎米国在留の日本人・・・・・の組織せる桑港の愛国同盟会にては従前労働の傍ら運動し其の機関として『自由』を今度活版摺りとなさんとて其の委員井上敬次郎氏は印刷機械買入れのため帰朝したり。二月上旬には再び渡来すべしと云ふ。」

『東京新報』(明治24年1月28日付け)





「◎米国における自由・・・・・米国桑港において本国人の組織する大日本愛国同盟にては最初、新日本てふ雑誌を発刊し続いて十九世紀と改題し遂に今の自由となりたるが、このごろ到着せし自由は既に七十七号に達し益々盛大に趣き、これまでのサイコロスタイル版ににては万事不便なるより
目下帰朝中なる同会員諸氏は在桑港の会員と協議の上、今度漢字の活字を購入、来る七月下旬会員井上敬次郎氏が右携帯して同地へ赴くよし。
またサイコロスタイル版は一度に一千枚内外を摺り立て得べきものなりという。」

『中正日報』(明治24年6月9日付け)