内村鑑三




明治のころ、本気でこの国を「働く者の楽園」に変えようとした靴職人がいた!

    
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◎基督教界の巨星内村鑑三氏長逝す/安らかに眠らせてくれとてこころ静かな臨終・・・・・キリスト教界の巨星内村鑑三氏は昨年暮から心臓を病んで市外淀橋町柏木の自邸で静養中であったが二十七日午後心臓発作をおこして病革まり二十八日午前八時五十一分ついに逝去した。行年七十。二十七日午後二時頃病勢革まるや夫人及び令息北海道帝大教授医博祐之氏夫妻を始め直弟子に当たる畔上賢三、石原兵水氏等を始め石原主治医、?本博士等病床につめきり看護に努めたが内村氏は極めて平安な態度で主治医に向かって「容態は重態か、包まずいってもらいたい」とたづね、重態である旨を答えるや氏は心静に祈りを捧げ一同に賛美歌の合唱を求めたが、悲痛な余り直ぐにはそれに応じかねていると、氏は独り静に歌った。同夜午後十一時頃家人を集めて遺言し「この世の終りを安らかに眠らせてくれ」とておだやかに眠りにおちたが二十八日早暁からは全く昏睡状態に落ち家人、門弟等の熱心な祈りもかいなくこの朝春雨が庭の木れんの花にそそぐ時五十二年間の堅忍不抜な信仰生活を終わったのであった。」

『東京朝日新聞』(昭和5年3月29日付け)






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